【短歌】相乗りの箱

2019-09-06

短歌 相乗りの箱

止めどない静かな涙を見殺して走り続ける相乗りの箱

とめどない しずかななみだを みごろして はしりつづける あいのりのはこ

 

相乗りの箱とは電車のことです。

電車の中で見かける静かな涙。

誰も声を掛けることはできません。

涙を流している本人も、自分の涙を黙殺して平然としていなければならないのです。

 

君かへす朝の舗石さくさくと雪よ林檎の香のごとく降れ